2009年3月11日水曜日

まずはじめに、「ひきこもり」とは何なのかご存じだろうか?
ひきこもりとは学校にいかず仕事にもいかず、狭い範囲でのみ行動し、社会に出ない若者のことだ。全国に約100万人いるといわれており、近頃ではイタリアでもひきこもりが増え、社会問題となっている。

最近ではひきこもりのみならず、外こもりも増えているそうだ。外こもりとは日本で短期バイトなどをし、資金を稼ぎ、物価の安い発展途上国へ旅立つ人々のことをさす。2006年に出現した言葉だが、2008年に再び増加したそうで話題となっている。

こうして見るとバックパッカーと似たようなものではないか?と疑問に思う人もいるかもしれないが、本質的には全く異なるスタイルを持っているのが現状だ。バックパッカーは滞在先で移動を繰り返し、現地人との交流を大切にする。だが、外こもりは滞在先から移動をせず観光もせずに名の通り籠るのだ。そして資金が尽きると日本へ帰国し再びバイトに明け暮れるといわれている。

ひきこもりと外こもり、名称も似ているが本質も同じではないだろうか。社会へ入っていけない、自分には居場所がない、と考えている無気力な若者が増えている。格差社会が拡大するにつれ外こもりの数も増えていくだろう、と指摘されている。

だが外国に出ることがわずわらしい人間関係からの解放となるのだろうか?外国での日本人社会はとても狭く、全員が顔も知りほどだという。そういった閉鎖的な社会にいるとストレスが溜まるのではないだろうか。昨年7月に、「外こもりのススメ」を著者である棚橋貴秀氏がバンコクで外こもり中、氏の預金を狙った同じ外こもり中の日本人に殺害された。
こういったことから外こもりはストレス社会からの解放とはならないだろう、と私は見ている。また、若いうちなら短期バイトや日雇いバイトなどを繰り返すことでも十分に稼げるだろうが、年齢が上がるにつれそれも難しくなっていく。タイや他の発展途上国の物価も年々上がっているため、生活も難しくなっていくことだろう。

「ひきこもり」をすることも「外こもり」もすることも難しくなった後、人々はどこへこもるのだろうか。

参考文献
◆http://news.livedoor.com/article/detail/1754057/
◆http://japan.internet.com/busnews/20080130/8.html
◆http://news.livedoor.com/article/detail/3802269/


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