2009年3月10日火曜日

ゆとり教育と学力低下

日本の高校生8割は一日平均8時間の勉強時間をきついと感じていることが2008年の財団法人日本青少年研究所の調査で分かった。同じ調査の中で中国の高校生の一日の平均勉強時間は14時間、韓国は10時間、と日本の高校生と比べると勉強時間に大きな差が見える。それにも関わらず日本の8割の高校生は「きつい」と弱音を吐いており、ゆとり教育によって甘えの気持ちが強くなったのではないかと思われる。ゆとり教育とは日本で不登校の増加や授業が荒れるなど、学生が授業内容についていけない状況への対応策として2001年に実施された教育政策だ。ゆとり教育は学校の教材の内容を減らし、その上、学校は完全に週5日制に変わり、授業時間も減らした。その結果、2007年12月に発表された41カ国の15歳の生徒を対象にしたOECD学習到達度調査で、日本は読解力が14位から15位へ、数学的リテラシーは6位から10位へ、科学的リテラシーは2位から6位へ、と全分野で順位を下げた。また、同一問題による正答率の比較でも、前回を下回る問題の方が多かった。ゆとり教育を一時受けていた自分を振り返ると、確かに授業数や内容が少なくなったことにより、「勉強をしなければならない」という気持ちが子どもたちの間から消え、「勉強をせず、遊ぶ」という気持ちが広まっていた。また、授業数と内容が減らされたことによって、それぞれの科目を深く知ることが出来ず、勉強に対する興味や関心が薄れてることもあった。ゆとり教育はやはり日本の学力低下の原因なのか。学力低下の心配の声は今日本で増え続けている。



「学力低下」 日本大百科事典より

1 件のコメント:

たこ焼き さんのコメント...

夜祭さんが香港の日本人学校で受けた「ゆとり」の授業は、あまり内容がなく、ホームルームの延長や自習時間として使われるだけだったということですが、今振り返ると、例えばどういうことをしたかったと思いますか。

私はこの関連の話を聞くと、教師/学校側は、総合学習時間を利用して、なにかプロジェクトをしようとか、社会貢献活動をしようとか、もっと努力をしてカリキュラムを作るべきだったのではないかと感じます。しかしながら、塾一辺倒になりがちな父兄から様々な文句が出るのでしょうね。