私がひたすら噛み砕こうとしていたのは、この生き物だった。
この生き物、日本語では「ごかい」、英語ではNereididaeと言う。
忘れもしない小学五年生の時、ごかいが一匹スパゲティの中に入っていた。タマネギやらピーマンに混じってケチャップ色になっていたので、虫だとは全然気づかず、口に放り込んだ。ムニュムニュした歯ごたえだった。大きなキクラゲを噛んでいる状態を想像してもらうといい。噛んでも噛んでもちぎれないので、しまいには吐き出した。「何よ、これ。」「それ、ごかいっていう魚の餌だよ。」同じ班の鈴木くんがそう教えてくれた。その午後の授業は、帰りたくて帰りたくて仕方がなかった。早く帰って、歯を磨きたかったのだ。
30年近くも前のことなのに、こうやって書きながら、ケチャップ色のごかいが鮮明に頭に浮かぶ。そして、噛んだ時の感じを思い出す。
追記:あの吐き出した「ごかい」は、アルマイトのおわんに入れて、給食室のおばさんに見せに行った。おばさんは、どうしてスパゲッティにこんなものが入っていたんだろうねえ、と言っただけだったように思う。
2008年9月15日月曜日
ごかい
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たこ焼き
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13:08
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3 件のコメント:
たこ焼きさん
あなたの書いたゴカイの話は、気持ち悪いけど、とても面白い話です!
日本の作家で椎名誠(しいな まこと)さんという作家がいます。
彼は彼の書いた本に、ゴカイ丼(ライスの上に、ゴカイがたくさんのっている食べ物)の話があります。
この話もとても気持ち悪くて、でも面白いのです。
私はその話を思い出していました。
tokkyさん、
コメントありがとうございます。椎名誠さんといえば、確か「げてもの食い」についての本を出していませんか。その「ゴカイ丼」はその本にある話でしょうか。ちょっと読むのが怖いです。自分が口にした時のことをもっと思い出してしまいそうだからです!
ゴカイ丼が書いてある椎名誠さんの正しい本の名前は、
「全日本食えば食える図鑑」といいます。
是非読んでください。日本の勉強にもなります。
でも、それを読んでゴカイを食べたときを、本当に思い出してしまうかもしれません。。。
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