2008年5月7日水曜日

『千と千尋の神隠し』を見て 〜 感想文〜

10歳の少女、荻野千尋は、ある夏の日、両親と共に森の中に迷い込んだ。
 好奇心から奥へ奥へと入ってしまう。出口を出た先にひろがっていたのは
  どこか懐かしさの残る広大で不思議な世界だった。
   神の食べ物を口にした両親は豚になってしまい、一人残された千尋は
    謎の少年ハクの助けで両親を助け出そうと決心する。
     湯屋の経営者、湯婆婆に名前を奪われるも、
     「千」という新しい名を授かった。


二つの感想文を紹介します。

文化要素が結構混じる「千と千尋の神隠し」by ペットボトル

 「千と千尋の神隠し」には文化要素が結構混じっている。もちろん、アニミズムや神隠しのことは日本的、竜や湯場は中国的、魔女の湯ばばや彼女の部屋も西洋的で、とても神秘的な雰囲気を混じるわけだ。最初にこの世界は変だと見えると、とても不思議な所の感じが出てくる。

 この別々のスタイルの利用は登場人物の分離を可能にする。各自のキャラクターは個性的で、別の文化は別の人物を引き出す。たとえば、湯ばばの部屋はヨーロッパのようで、暗い。秘儀の魔女的な部屋で、湯ばばは欧米の顔もある。この全部は彼女のキャラクターを増す。その上に、ハクは竜で、たとえ日本的な水神でも、その中国的な特性はもちろんハクの人物をもっと面白くさせる。混じっている文化要素は面白いだけではなく、「千と千尋の神隠し」の話も聴衆のために魅惑てきな雰囲気を作ってくれる。

「ありえない世界」に隠れるメッセージ by 象

 インタビュー(注1)で話し手(注2)は、宮崎さんが「ありえない世界を出現させる」ことをしたいだろうと言った。アニメーションなら、できるはずだ。そして、色々文化からきた景色や人々を使うと、そんな「ありえない世界」ができる。その中で、友好的なメッセージが入っていると思う。

 アメリカでも、同じことをよくする。たとえば、ディズニーやドクター・スースも、「ありえない世界」を作って、その中に、世界の問題や現代のことについて、メッセージやコメントが入っている。ドクター・スースは、特にそんなことをよくやった。冷戦の時に、絵本でアメリカの政治状態についてコメントしたと言われている。

 だから、宮崎さんの目的がなんとなく分かると思う。可能な世界を作れば、友好的なメッセージが入れられないだろう。宮崎さんの不思議な、文化が混じっていた「ありえない世界」は、このように社会のためにメッセージができると信じている。

(注1)Karen Colligan-Taylor "LIVING JAPANESE 生きた日本語" (Yale University Press)
第11課 アニメと漫画について語る
(注2)Motoko Matsuda (a freelance book editor)


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