2008年3月17日月曜日

ルビーの指輪

ルビーの指輪(ゆびわ)といっても、1981年にヒットした寺尾聡の『ルビーの指輪』ではありません。だいたい1981年なんて、このクラスにいる学生はまだ誰も生まれていない!

なぜ、突然(とつぜん)ルビーの指輪の話になったかというと、先日、街である男性を見かけたことが原因でした。その時は、どこかで見たことがある人だけれど、誰だったか思い出せなかったのですが、家に帰ってきてから思い出しました。ジョージタウンのワシントンハーバーに昔(むかし)あった日本食レストランでアルバイトしていた時に、お客さんとしてよく来ていた人だったのです。

そのレストランで私は院の時、生活費の足しにとアルバイトをしていました。1997年の2月14日バレンタインデーに、この男性はガールフレンドらしい女性と来店(らいてん)しました。予約(よやく)をいれてあった畳(たたみ)の部屋へ行く前に、その部屋の担当(たんとう be in charge of)だった私に「今晩、彼女にプロポーズするんだ!彼女の大好きな寿司の盛り合わせ(すしのもりあわせ assorted sushi)に、この指輪をのせて持ってきてほしい」。そう言って、私に指輪の入れ物を手渡(てわ)たしました。そんな高価(こうか)な指輪を何時間も前に手渡されても困ると言ったのですが、彼女に知られたくないし、怪しい(あやしい suspicious)行動(こうどう behavior)はとりたくないと言うので、私は帯(おび)の内側(うちがわ the inside)に入れて、他のウェイトレス全員にも知らせておきました。落とさないかとひやひや(be nervous)した上に、指輪の入れ物がみぞおち(the pit of the stomach)に食いこむ(くいこむ ingrown)感じで、非常に苦(くる)しかったのを覚えています。

前菜(ぜんさい hors d'oeuvres)が終わり、いよいよメインの寿司の盛り合わせです。盛り合わせは板前(いたまえ a chef)さんがバレンタインデーらしく、真ん中にハートの形を作り、まさごで埋め尽くし(うめつくし to fill up)ました。そして、いよいよ、ルビーの指輪の登場(とうじょう coming onstage)。みんなが見守る中、指輪をおそるおそる(nervously)のせ、運(はこ)びました。部屋の戸を開けると、その男性は上座(かみざ an upper seat, usually away from & facing the entrance)に座っているので、目配せ(めくばせ making a signal with one's eye)で、指輪をちゃんとのせてあることを伝えました。彼女は指輪に気づくのではないかと、はらはら(in great suspense)しながら小皿(こざら a small pate)などを出しましたが、その女性はずっと話していて、私が部屋にいる間は気づきませんでした。

それからどのくらいの時間が経ったでしょう。二人とも、帰る前に、調理場(ちょうりば a kitchen)の方に立ち寄りました。そして、プロポーズは大成功(だいせいこう success)だったこと、記念の(きねんの memorial)食事に大変おいしい寿司を食べられたことに礼(れい)を言って、帰ってゆきました。

先日、その男性を見かけた時はお一人でしたが、あれからちゃんと結婚して幸せであればいいなと思いました。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ああ、独創性のプロポサルは、やはり、とてもロマンチックですね。ある日、私と友達が、National Portrait Galleryのアイススケート場に行きました。その時、氷をなめらかなになるように、大きい機械を持ってきました。ですが、その前に、あるパィールが氷に残っていました。そのところにプロポサルをやりました。それは、いいなと思いましたが、その二人もちゃんと結婚しましたかな。