2008年2月26日火曜日

フリーターの無い世界へ

  僕はフリーターに対する社会問題を研究する事にした。フリーターは今、日本でますます広がっている社会問題だ。フリーターはフリーアルバイターを省略した言葉で、意味は正社員以外の就職、つまりアルバイトまたはパートタイムで働いている事だ。もっと詳しく言えば、フリーターは十五歳から三十四歳位の現在学校に通ってない人、女性は未婚のひとのみで現在アルバイト以外の収入が無い人、またはアルバイトを希望している人だ。僕は大学生なので夏休みはインターンシップや仕事を探す事が大事だ。何故かというと大学を卒業した後、仕事を探さなければいけないからだ。大学へ通っている間のインターンシップや仕事の経験は将来の仕事に大きな影響がある。僕は現在、将来の仕事を考えながらインターンシップを探している。フリーターのような立場に成らない事がとても大事だ。今、フリーターという立場に立ち止まっている人になりたくない。もうすでにフリーターになっている人達を助けたいからこそ僕はこの課題を選んだ。

  フリーターはパラサイトシングルやニートに間違えられることもある。この二つは正社員ではない点でフリーターと似ているけれど、パラサイトシングルは大学卒業後親と住んでいる人だ。ニートは英語のNEETをカタカナに変えた言葉で、Not in Education, Employment or Trainingを略した言葉だ。フリーターと聞いて、それはただ怠惰な若者が正社員になることを簡単に諦めただけだと思う人はいっぱいいる。フリーターなんて頑張ればすぐ無くなる物だと思う人は多い。しかし、フリーターはそういった一つの範疇にまとめてはいけない。実はフリーターの70%は正社員になりたいけれどなれない。フリーターは毎年増えている。最近のフリーターの人数は内閣府では417万人。若年人口(15~34歳)の9人に1人(12.2%)、学生・主婦を除いた若年人口の5人に1人(21.2%)がフリーターとなっている(注1)。フリーターはアルバイトしか出来ないからお金がとても少ない。普通に生活をすることだって大変になる。自分の生活費を払うのが精一杯なフリーター達は妻や子供が欲しかったらすごく苦労するはずだ。その子供が出来たとしてもその子供が同じフリーターにならないためにちゃんと教育費を払えるかどうかもわからない。こういうパターンが繰り返す今、フリーターは毎年増え続けている。

  フリーターが増え続いている原因は学歴がないから仕事が見つからなかったり、若者の就業意識が無くなったり、若者の甘えつまり、親などに甘えすぎていて勉強さえすればよかった時に親に頼る事、慣れすぎたりする事や仕事を探そうとする努力不足など色々ある。しかし、大きい原因の一つは言うまでもなく10年以上続いた不況である。企業は新卒社員の採用を年々減らしてきた。失われた10年と名づけられた景気後退だ。もう一つは、企業競争のグローバル化だ(注2)。グローバル化とは会社どうしが商売などを国内に制限しないで他の国々とビジネスをする事だ。グローバル化は広がり続いているので国内だけでビジネスをする会社は不利だ。例えば日本の果物は高いから日本から買わず、南アメリカから買うことだ。10年も続いている不況は会社の利益の減少につながり、会社をどうやってこの不況から復活させるかとてもプレッシャーが掛かっている。少ないお金で一番有益なビジネスプランを使おうとしている。この新しい、安いビジネスプランによってあまりお金を会社のために儲けない従業員などを首にする会社が多くなり、まさにダウンサイジングだ。そして、会社は新しい従業員を雇うお金も不況の衝撃の結果で少ないのでいい仕事を探すのは昔より難しいとも言える。

  政府は2010年までにフリーターのピーク時の8割(約174万人)に減少させるという目標を掲げている(注3)。内閣府はフリーターのために職業能力を強めるために専門制度を広げようとしている。この知識があれば2010年まで待たなくても何とか仕事が見つかるはずだ。しかしこういう制度はそこら辺中に散らかっているわけではない。この制度を学べる学校に通学する時間なんか無いというフリーターはとても多い。フリーターは生活費を払うためにとてもたくさん働くから職業能力を習いに行けば逆に生活が出来なくなる。

  仕事を探す時、雇い主は一人一人の経験、経歴などを考えて一番勤め口にふさわしい人を選ぶ。この経歴にとても必要なものはインターンシップだ。インターンシップは大学生が在学中に職場でインターンとして働く。職場の人たちを見習ったり色々な経験を得る機会だ。日本ではインターンシップも仕事と同じく減少している上にインターンシップ自身は日本では新しい機会だから見逃す学生は多い。インターンシップの存在を今の学生達に広げることで未来のフリーターの数を少しでも減らすことが出来るはずだ。テレビ、新聞、雑誌などにこの情報を載せたらすぐ広まるはずだ。

  フリーターという社会問題は今直さないとだめだ。いま止め始めないとフリーターは増すとしか考えられない。今まで書いた対策はとても効果的で重要だ。しかし、この知識を持っているだけでは物足りない。日本は現在不況の真っ最中だ。仕事が簡単に手に入るわけではない。けれど諦めた時点で職業はフリーター止まりだ。
  
(注1):図録 フリーター数、ニート数の推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3450.html 

(注2):
http://www.president.co.jp/pre/special/aiai/074.html

(注3):フリーターhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC#.E5.AF.BE.E7.AD.96


関連ブログ:

http://blog.dekirukotokara.com/
このブログを書いた人はAsahi.comで読んだフリーターに関係する記事に対して感想を書いた。記事の内容はロフトという雑貨店がパートタイム働いている2650人の内2350人を正社員にすると発表したことだ。

http://tenshinhan11.yoka-yoka.jp/e78026.html
このブログを書いた人は確定申告をしていないフリーターがいっぱいいる事についてブログを書いていた。確定申告をすればただでお金が手に入ると書いてあった。

1 件のコメント:

たこ焼き さんのコメント...

私は、フリーターになること自体が悪いことだとは思いません。自分が本当にしたいことが見つかるまで色々な仕事をしてみることも可能だからです。でも問題は、一旦フリーターになったら、そこから抜けられなくなることだと思うのです。融通のきかないそのシステムを変える以外に、解決法はないように思います。