2006年11月4日土曜日

一つ以上のアイポッドを購入するのは勿体無い

「アイポッド」世代は35歳以下の世代を締め、歳別に世代を象徴する単語として選ばれるほどアイポッドは社会現象になった。アイポッドのタイプも色々あり、今年の九月には最も新しい第五ジェネレーションが発売され人気を得ている。2001年の10月にデビューした時は音楽を聞く機械として注目を集めたが、五年経った今では、29個の違うモデルが開発され音楽を聞くだけでなく写真保存やビデオを見れる機能が加わり、画面も白黒からカラーになった。だがアイポッドに対する勿体無さを感じる人は居ないのだろうか。こう言う変化に応え、次々と新型アイポッドを買うのは勿体無いだけでなく無駄遣いだと私は考える。では、アイポッドをすでに持っているのに、新しいと言うだけで新型が発売されるたびにそれをを買うのはなぜ勿体無いのか。そして生産者であるアップル社とわれわれ消費者の責任は何なのだろうか。

最初にアイポッドを持つだけで勿体無いと言うのが要点ではない事をはっきりさせたい。アイポッドをすでに持っているが新型が欲しくて二つ目を買う消費者と音楽を身近に置くため一つ目を買う消費者は意図が違い、私は前者の行動は勿体無いが後者は無駄遣いではないと考える。新商品は確かに旧商品と全く同じではないが、それだけでは新商品へのこだわりが認められないと思う。それは単純にお金の無駄遣いと言う理由より限界便益と繋がっているもっと深い原因がある。限界便益とは、消費者が消費選択において、継続して販売される商品は同商品の旧型より有用性が減る現象を表す。例えば、お腹が空いて食べる一つ目のハンバーガーは二つ目のハンバーガーよりもっと消費者の満足感を満たすので有用性が高い。だが最初のハンバーガーと比べ、続けて食べられるハンバーガーは有用性が低くなる。これはアイポッドを含むどの品にも共通する。前と同じ、あるいはそれ以上の有用性を得られないのに同じ値段、あるいはもっと沢山のお金を出して買うのはまさに勿体無いと思う。音楽を身近に聞きたくて買う一つ目は理解できたとしても、新商品なので買う二つ目は単なる欲望だと考えられる。必要性と欲望の違いが新型アイポッドを購入するのが勿体無いかそうじゃないかを決める主要な判定基準だろう。

その上、新型を買い続ける消費者がいれば、その要求に応え、産出し続ける生産者もいる。人々が継続して新型のアイポッドを求める限り、アップル社は新型を生産し続けるため、消費者と生産者のどちらかが線を引くまで終わりなき追いかけっこになる。初期のアイポッドの容量は5ギガバイトだったが、ことしの九月に発売が開始された第五ジェネレーションは80ギガバイトで、音楽だけでなくビデオも見れる。第一ジェネレーションが第5ジェネレーションに進歩して行く間にもアイポッドミニ、アイポッドシャッフル、アイポッドナノなど色んなデザインが生産された。アップル社は消費者がいる限り前より少し発達した新型を開発し、企業の利益を求め追いかけっこを止めようとしないので、消費者が買い続けるのを止めるしかない限り追いかけっこは止まらないだろう。各ジェネレーションは少し発達しているが、本来の目的は音楽を聞く事なので、アイポッドを持っているにも不抱新しいアイポッドを買うと、新しく購入した製品の有用性が旧商品のと比べ減り、無駄遣いにおわる。昔とは違い科学伎術が急速な速度で進歩する今の世の中で極端な新商品好きは程がないと思う。アイポッドの前の音楽を聞く機械の発達は鈍かった。ウォークマンの開発、ウォークマンからCDプレーヤー、CDプレーヤーからフラッシュドライブのMP3に変化する期間は何十年もの時間がかかったので、ウォークマンを持っている人がMP3を買うのは頷ける。だがたったの五年間で二十九個のモデルを発売しているアイポッドを一つ以上欲しがるのは無駄遣いだと考える。

アイポッドは魅力的なデザインと独特の丸いスクロールで現世代を引き付けたが一つ以上買う価値は有るのだろうか。答えは目的に依存する。例え特色が少し増えたとしても主な役割は音楽を聞く為なので、二つ目を買うと限界便益の理論に従い勿体無い事になると思う。前にも述べた通り界便益によると、新しくモデル化した商品から得られる満足感は同商品の旧型から得られるそれより少ない。アイポッドを持っているが新モデルや少し進歩した機能を望み、新しく買う事になると、新しいアイポッドは例え機能がもっと優れているとしても低い満足感しか得られず、有用性もまた低くなる。よって新商品を得るため払った値段に見合うだけのものを得る事ができないという結果になる。消費者は現代の科学技術はどんどん進歩していく社会で新商品を求めると切りがない。生産者は消費者がいる限り利益を求め修正し、それを消費者が果てしなく買い続ける事で生産者と消費者の「追いかけっこ」は止まらなくなる。アップル社はアイポッドを修正し続け、より消費者を引き寄せようとする。ということはこの「追いかけっこ」を終了させるためには消費者側が拒絶するのが必要だと思う。同じ目的を持つアイポッドをただ新しいと言う理由だけで次々こだわって購入するのは勿体無いと考える。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

五年で百以上種類を製造するなんて、しんじられない!