2008年2月6日水曜日

吉野 弘 「夕焼け」

吉野弘(1926〜)という詩人の書いた「夕焼け」という詩は、満員電車内でお年寄りに席を譲る娘を描いた内容です。日本の中学、高校の国語教科書に使われていることから、読んだことがある人もいるでしょう。
詩に登場する娘は、まず立っていたお年寄りに席を譲ります。そして、このお年寄りが下車したあと、別のお年寄りにまた席を譲ります。そして三度目にまた別のお年寄りが娘の前に押し出されます。ここで話を切り、三度目のお年寄りに席を譲かどうかなど、自由に詩の続きを創ってもらいました。提出順に紹介します。

(スイ)
娘はまたうつむいた。
そしてため息をつき
結局また席を立った。
もうこれで最後だと
もう座らないでやると思いながら。
そんな娘に
「ありがとう」という言葉が聞こえた
席をゆずってもらった
としよりがささやいたのだ。
娘はびっくりした。
そして、少し恥ずかしくなった。
娘は立ったまま頬を少し赤め、
下を向かないように
顔を上げて
夕焼けを見つめていた。

(象)
その娘は、うつむいて
そして今度は席を立たなかった。
でもなんとなく
ひどい罪悪感を感じた。
としよりが娘のお爺さんみたいな
人だった。
又立って
席をそのとしよりにゆずった。
次のとしよりも
次のとしよりも
同じことがおこった。
席をゆずらないのは、
なかなか
できなかった。
結局は、
娘は目を
覚ました。
今のは全て夢だった。
電車は、最後の
駅に着いた。
この夢がこわい
と思ったので、
地下鉄を出て、
タクシーを
つかまえた。
帰る時、
ケイタイで、
見た夢のことを
ブログに
のせた。
「今度、電車で坐らない」

(ペットボトル)
今度、考えないで何も言わず、娘は席を三番目のとしよりにゆずった。としよりは座るかわりにお荷物を席に置いて、上のつり革をしっかり捕まえ続けた。娘は絶対うんざりして、このとしよりに怒って叫んでしまった。「どうして年寄りにやさしく席をゆずらなくてはならないの?もう、あんたたち、非常に失礼じゃないか?」びっくりしたとしよりはそそくさと次の駅で降りた。娘は苛苛していて、その席に座った。電車運んでいてもかかわらず、誰も娘の近くに立っていなかった。最初は礼儀
正しいだったのに娘もうとしよりの人に席をゆずりたくなくなっちゃった。

(レモンチューハイ)
電車の外は暗くなった。娘は座って、眠りした。次の駅で酔っていたおじいさんが電車に乗った。弱い牛をねらっているオオカミのように乗客をきょろきょろ見回した。周りの若者にいやがらせを始めた。娘を見て、「おい!かわいいな、君!」とおじいさんが言った。娘に近づいて、色々な下品なことを言った。突然、向こうに座っていたオタクみたいな男性立って、こわがった声で「やめろ!」と言った。おじいさんが男性をタックルしたが、すぐ大学で柔道を習った電車員がおじいさんを止めた。みんながオタクに礼を言った。娘がプレゼントを送るため、オタクの連絡先をもらった。そして、電車男の伝説が始まった…

(ドラえもん)
でももう同じ手にはかからない
娘はすでに寝たふりをしていた。
しかし電車はがたごとがたごと揺れ
年寄りは娘にぶつかった
思わず目を開けてしまった娘
また席をゆずって立ったままうつむいている
今度席を確保した娘はヘッドホンをかけながら座った。
また寝たふり。
駅は次から次へと過ぎて行く。
突然起きた娘
駅名を見た瞬間顔は真っ青
あわてて電車を降りた。
カルマ

<きれいな夕焼けの写真は四枚とも☆写真素材集・フリーダム☆(管理人みい〜さん)で見つけました。空,花などの写真素材をブログへ載せたい人は是非みい〜さんのページへ行って見てください。>

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