2007年12月9日日曜日

環境と犯罪率の関係

僕はあまり自分の部屋を掃除しないほうだ。一人で長い留学生活を送り、誰も僕に干渉することがなかったからだろう。そのためか、夏休みに実家に戻り、母親が僕の散らかった部屋を見ると、必ずといっていいほど文句を言う。母は最初は口で注意する程度だったが、僕が母の言うことを聞かないため、僕に声もかけない、ご飯も用意してはくれないのではないかと不安になった。僕は重い腰を上げ何度か掃除を試みたが、やはり、なぜ部屋をきれいにしなければならないのかということを理解していないから、数日後、また部屋が元通りの散らかった状態になってしまった。母も僕のその悪い癖にうんざりしたように見えた。そして僕がアメリカに戻る前日、帰国のため荷物をまとめていた。その時、机の上に一冊の本と手紙があることに気がづいた。その手紙は、母によって書かかれたものであった。この本を読んで、身の回りをきれいにするようになって欲しいという最後の涙ながらの訴えだった。「掃除力」という名前のその本は、自分の周りをきれいにしない人とは、絶対人生で成功できない人と書かれていた。その本の作家の舛田光洋さんは、さらにあるセミナーで、ニューヨークの犯罪率が減少したのも掃除の力だと語った。私は、本当に掃除の力が人間に対しどのような影響を及ぼすのかということについて、調査することにした。

そこで、環境と犯罪率の関係という研究を発見した。その学者たちによれば、鉛中毒にかけられると、犯罪行為を犯す確率が高くなると言うのだ。人間の脳にはセロトニンとドーパミン言う神経伝達物質があって、それは衝動、欲求等を抑制する役割を果たす。だが、脳内へ鉛が入ると、そのセロトニンとドーパミンを変化させ、その人の欲求と衝動を抑制する力を逓減させていくようだ。実際に、その理論を証明する実験があった。ピッツバーグ大学の精神医学者のハーバルト・ニードルマンさんは、ピッツバーグで逮捕された194人の青少年の脳内における鉛レベルを検査してみると、通常の子供たちよりも鉛のレベルが平均二倍も高かった。ニューヨーク市は1970年から、特別にニューヨーク市民の鉛中毒患者の数を減らす努力を行なってきた。鉛成分がはっているガソリン、おもちゃ、ペンキを厳格に禁止した。その結果、1974年には、鉛中毒にかかった子供たちの総数が四年前より80%も減ったのだ。従って、その子供たちが青年になった90年代に犯罪率が同時に減少した、と言うことがこの学者たちの主張だ。

勿論、犯罪率が減った理由が他にあるかも知れない。例えば、70年代に比べ遥かに豊かになった生活、日増しに厳格化する青少年法制度が理由である可能性も無視できない。だが、その学者たちの研究によると、世界の内、犯罪率が減った国々を見ると、一つの共通点があるらしく、それは経済、法制度じゃなく、政府が鉛を禁止する法案を通過させた点であった。ところで、家で、鉛中毒を緩和できる民間療法があるのだが、興味深いことに、それは豆腐をたくさん食べることなのだ。豆腐には体内に残っている鉛をスポンジの様に吸収し、それを体外へ排出してくれるようだ。

参考文献

注1「環境汚染が犯罪率を上げる?」
http://talkback.zdnet.com/5208-13603-0.html?forumID=1&threadID=40126
2007年11月23日確認

注2「汚染と犯罪、危ないコンビネイション」
http://www.junkscience.com/news/crime.html
2007年11月24日確認

注3「鉛中毒と犯罪活動の関係」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/07/AR2007070701073_2.html
2007年12月1日確認

BLOG
http://www.im-sendai.jp/archives/2005/10/post_177.html

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