
私が高校にいたころ、仲のいいクラスメイトたちと卒業旅行についてワイワイ話していた。やっぱり国内(当時の私にとっては韓国)よりは海外に行きたいなと思いながら、みんなで旅行先の候補を作っていった。日本ももちろんそのうちの一つだった。だが、日本の高い物価のせいで、宿泊地を決めるのに大変そうだなという意見が出始めた。その時、私の脳裏に浮かんだのは、昔、親と私の三人で暮らしていた家だった。
3才から10才まで住んでいた、東京にあるその家には今でもとても思い入れがある。 郷愁のせいだろうか、韓国に戻ってからはまばらに訪れた日本だけども1、2年ぶりに日本に行った時には必ずその家に寄って、近所を散歩したりした。住まなくなってからも、何回か訪れたが、その家には新しい住民がもう来ないかのように見えた。そして最後に日本に行ったとき、ちょうど自分のデジカメができたばかりだったので、うきうきな気持ちで訪問したその家は、信じられない様になっていた。
なんと前からビラでいっぱいだったポストはさびかけ、玄関のドアと建物を囲んでいた囲いも見えないくらいツタが生えていたのだ! 自分で写真を撮りつつ、その時の受けた衝撃は今でも忘れられない。そして、その写真を見た私のクラスメイトたちと私は、夜にはお化けでも出てきそうと言いつつ、そのツタを片付けてそこに泊まればタダなんじゃない、なんていいながら冗談を言い交わした。
今になって思うと、家の主人はどうなり、どうして誰も引っ越してこないのかより、あの家の様を見た近所はどう反応しただろうかがもっと知りたい。その写真を撮ってから、もう3年半が過ぎた。来年の夏、久しぶりに日本に行くことになった。そしたらその家にもまた寄ることになるだろう。まだ家が建っているかどうかさえ分からないけど、それからその家に何が起きたのか、はやく知りたくてたまらない。
2007年11月28日水曜日
ツタの家
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2 件のコメント:
僕も似た経験がある。日本の祖父の田舎の家を見に行ったら後ろにある山の一部になりかけているように見えた。ふすまを開けて天井を見上げたらなんとコウモリが寝ていた。
アメリカには、家の外壁一面あるいは一部をツタでおおわれたところが多くありますよね。アイビーリーグということばまであるのですから、おしゃれというか、古い歴史を感じさせるのでしょう。ですが、日本ではそうではないので、写真にあるような家を見たら、空き家としてしか思われないんでしょうね。
アンパンマンさんのコメントにある、こうもりが寝ていたにはちょっと笑いました。
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