2007年10月20日土曜日

長生きと日本人の食生活の関係

おはしを使うという事、お茶碗を持って食べるということ、ごはん(米)が主食の現実、和食の代表的なメニュー、あんこを使った和菓子、抹茶の調理応用など、日本の食文化について手当たり次第に考えているうち、「日本人の長生きの理由は食生活にある」という説が脳裏に浮かんだ。日本人の長寿は前からよく知られている事実だ。よくテレビで沖縄や長野にある長寿村について見た記憶もある。そしてそのたび、少食に関する話しをしていた気がする。ならば、日本人の長生きの秘訣は少食なのだろうか。もしそうなら、一体どれくらい根拠のある話しなのだろうか。

CIAによる2006年の日本人の平均寿命は82歳、女性の平均寿命はなんと85.56歳で、世界一位だ。そんな日本の長寿については昔から研究されている。そんな長生きの要素の一つはやっぱり少食だ。日本で、よく言われている食事の適量は八割らしい。曖昧な数値かも知れないが、満腹状態にはせず、ある程度必要な栄養分はきちんと摂取しろという意味だ。 東北大の近藤博士の実態調査によると、ある大食が習慣的で、塩を使った料理をたくさん食べる村では、長生きする住民が少なく、成人は、脳卒中で死ぬ確率が4割以上だったという。実際、長野のある長寿村では「減塩、素材の味を楽しもう」というキャンペーンもある。昔から使われていた「一汁一菜」という言葉の意味も本来は、ごはんと、汁一杯と、野菜(おかず)らしい。今でも米が主食であり、大豆製品、魚、野菜をよく食べるという日本人の基本的な食生活は、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなど栄養のバランスもよく取れているという。

だが、とにかく量を減らすのが、長寿につながる訳ではない。長寿村の住民も上に書いたような栄養分を補給したからこそ、保ってきた健康だ。もちろん少食する生活を求めれば自然に粗食、つまりシンプルな献立に近づくし、不必要な脂肪を取らないことによってカロリーは減り、脳にも胃にも負担をかけない。脳の場合、過食をしたとき刺激を受ける脳の部位が、中毒性薬物が刺激する脳の領域と同じだという。けれども、食事だけではなく、適量の運動も必要だ。何より、健康に長生きするためにはそれなりの心構え、もしくは些細なことにはストレスを受けないで楽観的に過ごす思考が要る。しかしこのような考えは、忙しい都会の中では保ちにくい姿勢だ。

色々な食材が手に届き、数知れない調理法に接する機会に恵まれている都会で生活している場合、口にする食べ物の種類は自然と豊富になる。多くの研究によると、やはり粗食少食が長生きの秘訣だというが、実際の長寿村住民は他の要素も主張している。複雑でいつもせわしい都会と違い、心に余裕を持って生活ができる環境にいるからこそ可能な食生活、長寿であるのだと。


新聞記事の出典:

「女性は22年連続世界一/85・81歳、06年の平均寿命」
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20070726000281
2007年9月29日確認

「平均寿命世界一/長野県沖縄と長野の明暗に学ぶ」
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/00001336ss200605081000.shtml
2007年9月30日確認

「過食は薬物中毒と同じ」
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=590&Itemid=38
2007年10月14日確認


追記:
作文のトピックに関するブログポスト二つを見つけて、コメントしました。

まず、丸ちゃん日記というブログでは「百歳バンザイ!」という長生きしているおばあさんおじいさんたちが出演し、その方たちの生活が放送されるテレビ番組について話していました。その方たちのお顔がとても明るく見えて、ぜひ一度見てみたいとコメントしたら、たまにスリルも味わえる番組だと、すすめられました。

次は、さてはてメモ帳Imagine & Think!というブログの「少食は健康長生きのもと」の理由についての研究」というポストです。私にとっては、ちんぷんかんぷんな生物科学についての話だったけど、「少食=長生きという科学的な証拠がまた増えたんですね」とコメントを残してきました。


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