2005年11月13日日曜日

チンギス・ハーンの故郷で冬の準備へ

 モンゴル共和国の東北に位置しているヘンティー県ダダル郡の小中学校では生徒と教師の皆はもはや冬の準備で駆け回っている。ダダルはチンギス・ハーンが生まれた土地として有名だが、現代はここに住んでいる働き者のブリヤット民族のかげでまだモンゴルのどこでもよく知られている場所だという。学校でもその働く気が満々で、皆は寒冷の用意で給食のための食材を蓄積して努力し続けている。「ここの冬は非常に寒くて雪が結構積もりますよ」とデルガマー教頭(四十二)が説明した。「ダダルには鉄道がないし、首都とつながっているちゃんとした道路もないので、政府に食材発送を任せないほうがいいですね。」

 日本の小学校を見ると子供たちが自分のクラスメートに給食を配ることが多いが、ダダルの小中学校の生徒たちは給食用の家畜の世話をし、菜園でにんじんやジャガイモを植えている。たいていの学生は家族とダダルの周りで遊牧生活を営んでいるが、学校のために月曜日~金曜日学校の寮に居住する。従って学生たちは朝・昼・晩ご飯を学校の食堂で食べる。政府からの補助金でこれは無料だが、学生は勉強以外の責任がある。学校生活は授業だけではなく、毎年の九月の上旬ごろに菜園の野菜を収穫し、十月の下旬に羊十五頭と牛五頭を食肉用に殺す。その肉と野菜を学校の小屋に積み込み、十二月から三月まで給食用に使用する。気温がマイナス40度まで下がるため、小屋は自然の冷凍庫のように使われる。

 学校の給食メニューはスープやモンゴル風のコロッケなど、様々な料理が出来上がる。主要食品は煮込んでいる肉と野菜で、夏から蓄積していた小麦からブリヤットの名物のパンも作られている。飲み物はいつもモンゴルのどこでも飲まれているミルク茶である。結果は本当にバランスのとれた給食である。しかし、味はどうだろうか。「なんかおいしくないね」とある学生がぶつぶつ文句を言う。結局、モンゴルの給食は日本のとそれほど違わないかもしれない。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

えっ、教頭先生に電話インタビューしたんですか!だったら、すごい!とてもおもしろい記事でした。

匿名 さんのコメント...

残念ながら本当はインタビューできませんでした。勝手に引用を作ってしまいました。だけど本当にその学校に行ったことがあるから全部はうそじゃないですね。

匿名 さんのコメント...

給食用食材の自給自足。子供の時から自分達の食材を責任をもって確保する。素晴らしい学習ですね。感心しました。