「そんなお金、持ってない・・・」真っ青になった。
忘れられない味の一つはサンディエゴでお寿司を食べた時のことだ。初めてのアメリカで充実した楽しい毎日だったが、学食(カフェテリア)のまずさに閉口していた。むやみやたらとお寿司が恋しくて、寝ても覚めてもお寿司のことしか頭になかった。帰国が迫ったある日、思い切ってホートンプラザという街のショッピングセンターの中にあるお寿司の店へ行った。そして、とにかくひたすら食べた。
やっと満腹になってお愛想をもらったとたん、絶句した。そんな大金を持っていなかったのだ。今では当たり前のクレジットカードもまだ持っていない時分だった。目の前は真っ白、血の気が引いた。満腹で幸せな気分を味わったのも束の間、冷や汗と共に流されてしまった。
でも、人生にはここぞという時に現れる人がいるものだ。クラスメートの一人が友達とお寿司を食べにやってきたのだ。何というタイミングだろう。食い逃げを救ってくれたMさんに感謝感激、足りない分を借りて支払い、逃げるようにして店を出た。そして、お寿司を食べることだけで、他に何も考えていなかった馬鹿な自分を反省した。
そのお寿司は、他に何も考えられなくなるほどの上等の味だったかというと、全くその逆だった。味自体はどのショッピングセンターにでもあるジェネリックで安っぽい味だった。でも、今まで食べたお寿司の中で一番美味しかった。
2008年9月21日日曜日
食い逃げか・・・
Posted by
たこ焼き
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16:12
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1 件のコメント:
これは実体験ですよね。すごいです!もし私が同じ立場にいたならば本当に何をしていたかが想像つきません。その経験のせいでまた寝ても起きてもお寿司の夢を見てたかもしれません(トラウマ)。
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