2007年12月2日日曜日

地球温暖化、海平面上昇、そして水没

新婚旅行先で有名なモルディブがあと何十年かで水没してしまう。その言葉を聞いて、なぜか焦ってきた。そのような事が本当に起こるのかとも思えるけれど、長くとも一世紀ぐらいしか今のモルディブはもたないと言われている。その原因は、まさしく地球温暖化だ。高くなった地球の平面温度が、グリーンランドなどの氷河を溶かし、海平面レベルが上がっているのだ。海平面レベルがもっと高くなったら、モルディブと同じように、アメリカのカリフォルニアやニューヨーク、オランダのアムステルダム、中国の上海、日本の東京までも水没してしまう恐れがある。映画「不都合な真実」、「デイアフタートゥモロー」、「日本沈没」などで述べられた、地球気候変化による海水準変動が、徐々に現実化されているというのだ。

地球温暖化は、今では誰でも知っている言葉だ。年が経つにつれてに体で感じる気候変化のせいで、その深刻さの意識も広まっている。けれども、地球温暖化は単なる気温上昇ではなく、恐ろしい結果を導く現象だ。それはグリーンランドや極地の氷河の融解だ。そのおかげで海水の量が多くなり、海平面レベルが高まる。よって、地面の低い場所が水没してしまうということだ。地球の温度が今から5度上昇したら、経済の中心地であるニューヨークや上海が沈没し、何千万もの人が被害を受けることになる。おまけに50%の生物が絶滅するという説もある。海平面上昇は、どちらかというと漸次的な変化だったが、温暖化により急加速された。

水没の危機を抱えている都市は、先進国や国際都市だけではない。世界で一番貧しい国のひとつのバングラデッシュは、代表的な地球温暖化の被害者だ。 実際、国連の報告書によると、過去何年間の気候災害の被疑は、途上国に集中していたらしい(注1)。地球温暖化の一番の原因は、経済大国の二酸化炭素の過大排出だと言われている。だが、工業化が二酸化炭素の過大排出と繋がるくらい実行されていない国もある。なのでその国々は、アメリカ、ヨーロッパ、日本を含む他の先進国によって水没の危機にさらされてしまったのだ。たとえば、モルディブの二酸化炭素の排出率は、日本のたったの1万分の1らしい。もともと温暖化の一因にならなかった場所は、先進国がどうやってこの環境問題に対応するかによって、水没の運命が決まってしまう。

ドキュメンタリー映画、「不都合な真実」で使われたショートアニメーションでは、大きいアイスキューブを海に突っ込んで、海平の温度が上がらないようにすればいい、という冗談にもならない方法を提案した。それは、あまり実用的な対策法を立てていない今のアメリカ政府を皮肉ったのだ。現実的に今、考えられる対策法は、もうすでに始まっている地球温暖化の少しでも予防、もしくは減速することだ。電気消耗やゴミの量を減らすという身近なことから、京都議定書のような国際的な動きまで、方法は沢山ある。アルゴア全米国副大統「人類はもうすでに地球を救う方法を知っている」と言った。

反対に、地球温暖化が海平面上昇による水没の理由ではないという主張もある。もともと昔から沈みつつあった島もあるし、氷河の融解による水面上昇ではなく、洪水などが起こる頻度数が上がっただけだともいう。おまけに、その有名都市たちがあと何十年で水没してしまうのは、でたらめな大げさといわれることもある。だが今の社会は、毎年どれぐらい気温や海面が上がっているのかという、具体的なデータを推測できる科学技術を持っている。なので、海面上昇を支える証拠はちゃんとあるのだ。そしてなにより、温暖化による気候変化によって多くの場所が被害を受けているのは、もう否定できない事実だ。今では、多くの人が近い未来に起こる可能性のある自然大災難を現実と認め心配し、人々の啓発のために取り組んでいる。

南太平洋にツバル(Tuvalu)という島国がある。ここは、海面上昇によって一番初めに沈んでしまう国と言われている。人口一万一千あまりの小さな国だが、水没の深刻さは誰でも知っていて、子供たちさえももうすぐで消えてししまうかもしれない国の状況を理解しながら、毎日を暮らしている(注2)。このように私たちが生み出してしまった環境問題の結果のひとつが、単なる土地ではなく、いくつかの都市や国の水没という、人の生活に直接的な影響を与えるものとなっている。海平面上昇による水没は、もうこれ以上他人の問題ではないのだ。環境問題と言えば、多くの人が地球温暖化を思い浮かべる今でも、そのような意識がまだ行動には移されてはない。有名な観光地などが水没してなくなってしまうという、第三者の名残惜しさではもう足りない。何千万のも人が迎えることになるこの危機を、少しでも救えるのが私たち自身だということに気付かなければいけない。


参考文献
注1 「温室効果ガス、50年まで80%減提案 UNDP報告書」
http://www.asahi.com/special/070110/TKY200711270399.html 
2007年11月30日確認

注2 「南太平洋の島国が受ける地球温暖化の影響~ツバルで起きている海面上昇~」
http://www.team-6.jp/spl_movie2/movie01.html
2007年11月30日確認

3 件のコメント:

たこ焼き さんのコメント...

注2の情報を使うことにしたんですね。このビデオを見ていると、やるせない気持ちになります。ツバルだったかどうか忘れましたが、近い将来沈没してしまう国の在日大使館の大使が、日本政府に移住を認めてほしいと嘆願しているそうです。現在でも鎖国のような日本に移住の問題を頼んでも可能性は低いのではないかと私は悲観的ですが。個人的にこの人たちを支援できる方法はあるのでしょうか。

匿名 さんのコメント...

やはり、環境の問題は、国際的な対策が要りますね。早く科学者に聞いた方がいいと思いますね。

ゼーン庭 さんのコメント...

怖いですね。私のしゅうしんは島で、毎年ビーチがなくなっています。